ヤズ28錠
(商品情報)
有効成分エチニルエストラジオールとドロスピレノンを主成分とする経口避妊薬(低用量避妊ピル)。
過去の避妊ピルで確認されていたわずかな体重増加を可能な限り抑えることを取り除くことを目的に開発されました。
月経困難症にも効果が認められ、2001年にFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可された新しい低用量ピルです。日本では2010年7月に販売が認可された「ヤーズ配合錠」と同等品です。ヤスミンより細胞ホルモンが低用量となっており、男性ホルモン作用が無いのが特徴です。
(効能)
新種のプロゲスチンであるドロスピレノンを含有する新しいタイプの低用量避妊用ピルで、月経期間を短くします。
(使用法)
1日1錠を24日間服用後、4日間プラセボ錠(飲み忘れ防止用のホルモン剤が含まれていない錠剤)を服用下さい。
28日間を一服用周期とし、29日目から次の新しいピルシートに移り、以後も同様に繰り返して下さい。なお、飲み忘れにはくれぐれもご注意下さい。
※プラセボは有効成分は含まれていませんので、飲み忘れても問題ありません。
低用量ピル Yaz(ヤズ)の服用はシートの緑の部分の服用する曜日が示されているピンクの錠剤から開始して下さい。
- 低用量ピル Yaz(ヤズ)はコップ一杯の水と一緒に飲みこんで下さい。、噛みくだいたり潰したりすると効果が減じる場合もございます。
- 24時間の間隔(毎日同じ時間に服用)でのご使用が望ましいものとされています。
(飲み忘れた場合の処置)
ヤズの避妊効果は有効成分を含んだピンクの錠剤を7日間継続して初めて発揮されます。
有効成分の含まれたピンクの錠剤の飲み忘れに気づいたのが、服用すべき時間から12時間以内の場合は避妊効果は保たれています。
しかし、有効成分の含まれたピンクの錠剤の飲み忘れに気づいたのが、服用すべき時間から12時間以上経過している場合は下記を参照ください。
<有効成分が含有されているピンク錠剤を7日以上、継続服用している場合>
有効成分の含まれたピンクの錠剤を服用してください。2錠を同時に服用することになっても、ご服用下さい。そして、また次の錠剤を、いつもの時間に服用して下さい。
<有効成分が含有されているピンク錠剤が7錠以下残っている場合>
ピンクの錠剤を全て服用された後、白い偽薬を服用せずに、新しいシートの有効成分の含まれたピンクの錠剤の服用を開始して下さい。
この場合、新しいシートの使用を終了するまで生理がみられなかったり、服用中に小量の出血がみられる場合もあります。
<有効成分含有のピンク錠剤を7日以上、継続服用していなかった場合>
有効成分の含まれたピンク錠剤を服用してください。2錠を同時に服用することになっても、ご服用下さい。そして、また次の錠剤をいつもの時間にご服用下さい。
<有効成分含有のピンク錠剤を2錠以上、飲み忘れた場合>
かかりつけの医師とご相談の上、指示に従って下さい。
<偽薬を飲み忘れた場合>
有効成分が含まれていない白い錠剤を飲み忘れてしまった場合は、すぐに1錠を服用し、次の錠剤をいつもの時間に服用して下さい。
有効成分含有のピンク錠剤を服用後3-4時間以内に吐き戻してしまった場合は、有効成分が充分に吸収されていないことが考えられていますので、上記の飲み忘れの対処を行って下さい。
(ご注意)
ペニシリン系・テトラサイクリン系の抗生物質、結核薬、てんかん薬などと併用した場合、期待された避妊効果が発揮できない場合があります。
嘔吐、不正出血(生理以外の出血)、乳房の張り・痛み、吐き気などの副作用が起こる場合もありますが、これらの症状は体が慣れるに従い、軽減、消失していきます。しかし、重度の場合は、かかりつけの医師とご相談の上、指示に従って下さい。