プロポフォール10mg/ml,50ml注射液
(商品説明)
犬、猫用短期麻酔薬。
医療処置時に短期間(最大5分)の麻酔が必要な場合の短期全身麻酔薬。
雌犬の帝王切開時における導入麻酔、追加注射される主麻酔のサポート、吸入麻酔の導入麻酔として使用されます。
有効成分:プロポフォール50mg/ml。
(使用法)
短期間の麻酔効果を達成するため、麻酔効果が得られるまで、動物の体重に合わせ以下の容量を目安に10-60秒間かけて静脈内に1回、注射します。
犬:鎮静剤が前投薬されていない場合→0.65ml/kg
鎮静剤が前投薬されている場合→0.4ml/kg
猫:鎮静剤が前投薬されていない場合→0.8ml/kg
鎮静剤が前投薬されている場合→0.6ml/kg
30分ほどの全身麻酔の効果を得るには最大で2.4ml/kg(24mg/kg)をボーラス投与することも可能です。
吸入麻酔の前には誘導麻酔剤は短期麻酔としての容量で使用し、麻酔ガスの一時濃度は誘導麻酔薬としてバルビツール塩酸を使用する場合よりも高くする必要があります。
(麻酔前の鎮静のための前投薬としては通常、以下の薬剤が以下の容量を目安に使用されます。)
アセプロマジン:0.06mg/kg→筋肉内、皮下、静脈注射
オキシモルフォン:0.09mg/kg→筋肉内、皮下、静脈注射
キシラジン:0.33mg/kg→筋肉内、皮下注射
<使用上の注意>
・当薬剤の過剰摂取は短期間の無呼吸、低血圧、徐脈を引き起こす可能性があります。
このような場合は人工呼吸や対症療法の処置を施す必要があります。
・当薬剤の対する過敏症、心臓血管系や呼吸器系に重度の疾患をもった動物には使用しないでください。
・血液量が少ない、腎臓、肝臓、肺に疾患を持っている動物に投与する際は細心の注意が必要です。
・生産用(食用やミルクなどを提供する動物)としての動物には使用しないでください。
・推奨用量に従い投与する限りは通常、動物は耐えれますが、本剤の導入時、また全身麻酔の他の薬は短期間の無呼吸状態や血圧低下、徐脈を引き起こす可能性があります。この場合は人工呼吸や対症療法の処置を講ずる必要があります。
・開封後、5―25度の温度の直射日光の当たらない場所に保管されている条件で28日間有効です。
(使用期限)
ご注文日より1年以上有効のもの